ようこそ! ソウルのパラム~風~ 2024年12月22日(日) 01:08 JST

時の人~Ⅳ~ 森 光子さんと「放浪記」

前回「 ほほえみ、お江戸に行く 」で、軽く
「放浪記」を観たとお伝えしました。
少しお話を加えたいと思います。

…上京して…「放浪記」の話題性には驚きました。
特に私が観劇した5月18日は、2000回の偉業(5/9)を
達成された後なので…
劇場内は祝賀ムードでいっぱいでした。
よい機会なので 私は…
帝劇内を隅から隅まで見回りました。

◇以外とロビーは狭くこじんまりしていました◇
◇無料ロッカーもホントに無料で使えます
  (返金タイプの無料でなくて)◇
◇隅っこにある、劇場開場の祝辞銘板もパチり・◇

◇ロビー美術品も楽しめました◇

◇本日、座席数1895席に今回補助席プラス40席=1935席也◇
◇劇場内の椅子は…深い円地のベルベット調で…
    レトロぽく…趣がありました◇

“ものがたり”
「放浪記」作者、林芙美子氏の売れない作家時代の20代…
貧困と向かいながらも原稿を書き、
一方で放浪な恋愛人間模様があり…
したたかな方法で、昭和5年、「放浪記」が世に出版され、
女流文壇の流行作家となり多忙な日々をおくり…
そして晩年、彼女に会いに来た、昔共に作家を目指した
元ライバルだった友人が言う台詞…で 終わる…。

『…お芙美、あんた…ちっとも幸せじゃないんだね…』

2009年5月9日、89歳になられたという…森光子氏。
舞台では…
他の配役の方々の強いバックアップは否めないけれども…
声の張り、可愛い仕草、見つめる目の強さ…
その中でも!カフェ内の場面で、女給役の彼女の
ステップ 》 は!素晴らしかった!!!!
20代の女給さんに見えた錯覚におちたほどでした。
今も目に焼き付いて忘れられないほどです。

あぁ~森光子氏が60歳の「放浪記」を
見たかったなぁ~と思いました。
29年前ねぇ…ん~生まれてい…  
  《 ぶぅ~ぶぅ~ぶぅing
ハイ!余裕で,生まれてました!( ̄^ ̄)v 
観客の方々の平均年齢は70歳ぐらいで…
男性も35%程いらして多く感じました。
20代の人は2~3人ほど見かけました。
入場が12:30頃で劇場を出たら…
お濠からの西日が眩しく迎えてくれました。

テレビで見ても伝わらないモノが舞台はありますね。
舞台の素晴らしさを改めて感じさせられました。
J事務所のアイドル達が、森光子氏の応援にくる場面を見て、
最初はわからなかったケド…話題性以前に 彼らは、
森光子氏への『深い尊敬の念』の他に何もない、
と思う様になりました。

私にとってこの舞台は~全く情報も知らず…
深い関心もなく…Off日が月曜日でなければ、
ご縁がなかったと言っても過言ではありません。
ほんまに、私は…失礼者でございます!! (>_<)
でも!こんな私に…このような機会があった事に感謝したく思います。
そして私の人生にとっても…
 
国民栄誉賞受賞、おめでとうございます。


おまけ(;^_^A
私が21才の時…舞台の主役を演じたコトがあります。
ある200人程の成人式の前座ではありましたが、           約1時間の舞台でした。
キャストは素人、スタッフはプロの方でした。
最後に…ひとり舞台に立ち、未来を見つめて…という思いを込め、
スポットライトに向って片手をあげて…台詞を叫び。。。終わりました。
全てのライトに照らされると観客は見えず…
下手な演技に酔いしれてたのを思い出しました(;^_^A
監督さんから頂いた色紙の言葉が…

【 青春は あぶらぜみの 絶唱 】