ようこそ! ソウルのパラム~風~ 2025年4月 3日(木) 08:18 JST

ほほえみ病院に行く

海外生活で一番神経を使っているのが【病気とケガ】である。
医療保険をもっていないという事もあるが…
症状の説明や医療用語を考えると、
元気な時でも頭が痛くなる。(>_<)
症状が軽い時に、前もって…前もってすれば~大丈夫だと、
絶対に病院へ行く事はナイ!と考えていた。
まだこの若さだから…p(^^)q
…(⇔どんな若さなんだい)
そう、あの日までは…。

救命救急センター編≒
6/6(土)夜10時に、私は知人の娘の一歳の誕生日会から
普通に帰宅し、普通に就寝した。
そして…その5時間後…突然、激胃痛が私を包んだ。
生まれて初めての痛みに…ビックリした。

急変は~何故?決まって土曜と日曜の間の未明に起こるのだろうか…。

冷や汗が出て…体温がだんだん上がっていくのがわかった。
痛みで動けなかった、動けないのが信じられなかった。
窓外が明るくなると、痛みが小康状態になり、
ロフト二階から一階に寝床を移動し、同級生医師のアドバイスを請い…
ピークが通り過ぎるのを待つことにした、耐えることにしたが…
嘔吐・高熱・関節痛は時間と共にひどくなるばかりであった。

どれくらい時間がたったのかわからないが…
インターフォンが鳴った。
駅三つ向こうに住む韓国人友人が 遊びに来たのだった。
私の姿を見て驚き救急車を呼ぼうとしたので、止めた。
何故なら…帰韓して約一週間位だったので
新型インフルと誤診→隔離を危惧したからだ。
しかし彼女は、無理やりタクシーで私を
ソウル大学病院救急センターに運んだ。
問診→血圧測定→検温→X線⇒⇒4つの加薬点滴がなされ…
4時間後に帰宅した。
点滴針が太く…手首近くに打たれ…とても痛かった(>_<)
注射好きの私も閉口した…参った。

その二日後…7月の法事帰国の一週間チケット
二週間チケットに変更した。

∵∴韓医院 編∴∵
例の急変から~体力も少しずつ戻り…日常生活に戻りつつあった。
6月16日(火)朝、私はソウル随一のオフィス街
<江南-カンナム>行きのバスに乗っていた。
<江南>は、上場企業本社も多く…またショッピング店が
ひしめきあう繁華街でもあり、平日昼間は
韓国の人口密度の一番高い所である。
その中心部の停留所で、バスは4車線の第2車線で止まり~
乗客達が降り、私も降りた!!

その瞬間、道路上の凹みに左足がからみ…
第1車線上で私は…こけてしまった!
やっとの思いで立ち上がったが~足が動かなかった
▽左足がひどい捻挫の為だった。
  (後に右足も軽いねんざとわかる)
何より…私は…出勤時間に第1車線を封鎖していた(>_<)
通勤大型バスが私を避けて車線変更していた…▽

私の異変に気付いた韓国人のご婦人が
私の腕を抱えて歩道に運んで下さった。
歩道でサンドウィッチやのり巻きを売っているオバサンが
椅子を貸して下さった。

しばらく…私は呆~然としていた…
     今、自分に何が起こったか理解し…
この後どうしたら良いのか…
    
考えるのにどれくらいかかっただろうか
今も思い出せない。

帰宅をすることにし~、再びバスに乗った。
坂道が多く歩道事情が悪い道を…
              ただひたすら…必死で帰宅した。
普通5分しか、かからない道を30分かかて歩いた。
湿布を張り、アイスで冷やし…少し落ち着いた時、
ほほに熱いものが~つたった。

二日間引きこもって…3時間ごと湿布を張り替え、氷冷却したら…
三日目には…引きずり歩きが出来るようになった…

18日(木)、用事の為<明洞・ミョンドン>に行った、
それから足の休憩がてら…行き付けの鞄店に寄った。
鞄店の女店主は私の引きずり歩きを見て驚き
私を無理やり、タクシーに乗せて…<韓医院>に連れて行った。

問診→脈診断→指圧診断により⇒⇒三つの内臓が悪いのと、
体が弱っているので漢方薬(煎じ薬)を飲むのを薦められた。
足より…弱った体の為の針治療がなされた…
顔に15針&右手親指に6針…痛点の位置に差した針は痛かった▽
翌日は、足の施針を受けた。痛い時は思わず…うめいた(><)

帰宅して…7月帰国の二週間有効チケット
→1ヶ月チケットに変えよとしたら~不況でなくなったとの由。
一年有効チケットに変えた…。

6月20日(土)夕方、二週間分の漢方薬が届いた…
まだ十分に温かかった。
生大根・蕎麦・緑豆・酒類を飲食しないようにとあった。


この約二週間のうち…韓国の西洋医療と東洋医療を受けてしまった…( ̄~ ̄;)…
…日本で宴席を準備してくれている同級生との再会を励みに~
今日も湿布を張り替え続けている…(>_<)v…(参照:2009・7月の日々①♪通院生活編♪)


 

時の人~Ⅳ~ 森 光子さんと「放浪記」

前回「 ほほえみ、お江戸に行く 」で、軽く
「放浪記」を観たとお伝えしました。
少しお話を加えたいと思います。

…上京して…「放浪記」の話題性には驚きました。
特に私が観劇した5月18日は、2000回の偉業(5/9)を
達成された後なので…
劇場内は祝賀ムードでいっぱいでした。
よい機会なので 私は…
帝劇内を隅から隅まで見回りました。

◇以外とロビーは狭くこじんまりしていました◇
◇無料ロッカーもホントに無料で使えます
  (返金タイプの無料でなくて)◇
◇隅っこにある、劇場開場の祝辞銘板もパチり・◇

◇ロビー美術品も楽しめました◇

◇本日、座席数1895席に今回補助席プラス40席=1935席也◇
◇劇場内の椅子は…深い円地のベルベット調で…
    レトロぽく…趣がありました◇

“ものがたり”
「放浪記」作者、林芙美子氏の売れない作家時代の20代…
貧困と向かいながらも原稿を書き、
一方で放浪な恋愛人間模様があり…
したたかな方法で、昭和5年、「放浪記」が世に出版され、
女流文壇の流行作家となり多忙な日々をおくり…
そして晩年、彼女に会いに来た、昔共に作家を目指した
元ライバルだった友人が言う台詞…で 終わる…。

『…お芙美、あんた…ちっとも幸せじゃないんだね…』

2009年5月9日、89歳になられたという…森光子氏。
舞台では…
他の配役の方々の強いバックアップは否めないけれども…
声の張り、可愛い仕草、見つめる目の強さ…
その中でも!カフェ内の場面で、女給役の彼女の
ステップ 》 は!素晴らしかった!!!!
20代の女給さんに見えた錯覚におちたほどでした。
今も目に焼き付いて忘れられないほどです。

あぁ~森光子氏が60歳の「放浪記」を
見たかったなぁ~と思いました。
29年前ねぇ…ん~生まれてい…  
  《 ぶぅ~ぶぅ~ぶぅing
ハイ!余裕で,生まれてました!( ̄^ ̄)v 
観客の方々の平均年齢は70歳ぐらいで…
男性も35%程いらして多く感じました。
20代の人は2~3人ほど見かけました。
入場が12:30頃で劇場を出たら…
お濠からの西日が眩しく迎えてくれました。

テレビで見ても伝わらないモノが舞台はありますね。
舞台の素晴らしさを改めて感じさせられました。
J事務所のアイドル達が、森光子氏の応援にくる場面を見て、
最初はわからなかったケド…話題性以前に 彼らは、
森光子氏への『深い尊敬の念』の他に何もない、
と思う様になりました。

私にとってこの舞台は~全く情報も知らず…
深い関心もなく…Off日が月曜日でなければ、
ご縁がなかったと言っても過言ではありません。
ほんまに、私は…失礼者でございます!! (>_<)
でも!こんな私に…このような機会があった事に感謝したく思います。
そして私の人生にとっても…
 
国民栄誉賞受賞、おめでとうございます。


おまけ(;^_^A
私が21才の時…舞台の主役を演じたコトがあります。
ある200人程の成人式の前座ではありましたが、           約1時間の舞台でした。
キャストは素人、スタッフはプロの方でした。
最後に…ひとり舞台に立ち、未来を見つめて…という思いを込め、
スポットライトに向って片手をあげて…台詞を叫び。。。終わりました。
全てのライトに照らされると観客は見えず…
下手な演技に酔いしれてたのを思い出しました(;^_^A
監督さんから頂いた色紙の言葉が…

【 青春は あぶらぜみの 絶唱 】

6月のご挨拶

 

ソウルのパラム ~風~

ほほえみ young-ja の日記

2009年6月!

皆さんのご健康と息災とご多幸を切に祈念します。

   青いバラ

 

 

ほほえみ、お江戸に行く

渡韓して、お江戸入国は 今回で3回目。
仕事上の調べ物や恩師の墓参の為の上京であった。
そしてOff日を作り、帰阪を一日延ばした。
日曜昼に入国した時点で、Off日が先方の都合上決まらなかったが…
夕方、Off日が月曜日と決まった。
私にとって 一番避けたい曜日だった(>_<)
なぜなら、美術館、博物館関係が休みだからである。
それならァ~文楽か歌舞伎を観ようかと…
新聞の劇場欄を見ていたら ある演目が飛び込んできた。
      「放浪記」
瞬間的に帝国劇場に電話をかけていた。
チケットは千秋楽まで完売、当日券は補助いす40席のみ、
ひとり二枚まで10時から販売との事。
Off日(月)のスタートは帝国劇場の当日券ゲットと決まったo(^-^)o

月曜日晴れ、9:05JR有楽町駅下車、地図が読める私(^_-)vは…
丸の内の静かなOffice街を歩いて、あっけなく帝国劇場に到着

※26人目、ビミョーより諦め色強し…。
程なく上品な同世代の奥様がひとり~私の後ろに…
更に、茨城県北部から来たというオバサン達が続いた。
10時前にチケット販売が始まり…
私はラスト4枚の1枚をゲットできた\(^O^)/

待ち時間の雑談~同世代の彼女はこの舞台のリピーターであった。
雑談の中、日本味に飢えていた私は すかさず、
ラーメン店を一つ教えて下さい、と願ったところ、
有楽町マリオン前の<康竜>という店を教えて下さった。
店名と私の名前の中に、同じ漢字があり、親近感がわいた(^-^)
マリオン?行ってみたら~ひとつの建物の中に
縦半分が阪急百貨店、もう縦半分が西武百貨店が入っていた…
その建物を通り抜け、横断歩道を渡ったら その店はあった。
美味しかった!ケド、好みを言わせてもらえば…
ストレート細麺よりちぢれ麺がよかったかなぁ~。

有楽町マリオン前に人の行列があった。
気になって…警備している人に聞いたら、
ドリームジャンボ宝くじの販売初日の行列で1時間待ちだという。

数寄屋橋交差点のたもと、
<西新宿①番売り場>で買うと当たる確率が高いという

それだけきいて…早足に帝国劇場へ向かった。
1時開演、4:50公演終了( 時の人~Ⅳ~ 森 光子さんと「放浪記」
帝国劇場の中を少し観察して、劇場を後にした。
私の足は…なぜか先程の宝くじ売り場にむかっていた(;^_^A
待ち時間10分ときき、並んでバラ10枚お買い上げ~。
                (ご報告;¥3,000当た~り)
そして…私の足は神田に向っていた…。

JR神田駅にある、美味しいビールとショットBarのお店。

半年ぶりなので…行けるか心配だったが~無事到着
でもお店の入口を探すのにちょっぴり、てこずった(;^_^A
ビールを頼む時…迷っていると…お店のイケメンが…話かけてきた。
イケメン 「うちのお店は初めてですか?」
 ほ   「半年前に…同級生が連れて来てくれて…
    その時のビールが飲みたくて来たの。」
イケメン  「じゃ~きっと、こちらのビールですよ」
 ほ   「じゃ~これ、1pint(≒中生グラス)」

おいしい~!!そうそう、この味だったわ…
もう一杯そのイケメンが推薦する新入荷ビールを1pint…
でもやっぱり思い出のビールがおいしいのでもう一杯、1/2pint飲みなおした

ありがとう、と言ってお店を出ようとした時…例のイケメンが近づいてきた。
  《 まさか!もしか?ドラマが始まる?》
「またお友達と来て下さいね」と彼は言った。
  《そんなわけ、ないか~、ないよねぇ~、自分の年齢を勘違いし過ぎ!》

私は、うなづいて、無言で握手を求めた。
彼も 握手に応じてくれた。
彼の手は、いま洗い物をしていた様で、冷たくて柔らかかった。

ほろ酔い気分でホテルに着いた、9時30分だったと思うZzz…。
ほほえみのお江戸Off日が終わった…。

 

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