無題
- 2009年4月28日(火) 16:01 JST
- 投稿者: ほほえみyoung-ja
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(一)
先月(2009,3月)から今月にかけて、
おもてなし料理を作る機会が多分にあった。
引越したといっては招待して 「 おでん 」 「 寄せ鍋 」をつくったり…
私と同じ誕生月の友人を呼んでは「すき焼き」を作ったり…
Homesickしている姪と同い年(20歳)のクラスメートが
日本の家庭料理「肉じゃが」が食べたいと言えば
数人分のお弁当
(炊き込みご飯・肉じゃが・アスパラ巻・だし巻き
・トンカツ・焼うどん・鳥カラ等々) を作って~
キャンパスで食べたりした。(10人が食べて完食)
《 料理を数人分作る事 》
私がこの韓国で見つけた…精神的深みにおちない為の
予防策のひとつ(^.^)bである。
(二)
ソウル明洞に私の御用達の鞄店がある。
日本人観光客がよく来る店で…
時々遊びに行ってはお客のふりをして眺めていた。
ある日、旅慣れしている母子(70代&40代)を眺めていたら
声をかけられた。
40代の娘さんは…金融関係に勤めるご主人と共に
香港・欧州など海外転勤を経験されていて~
海外の苦労話に花が咲いた
周辺から華やかに見られる反面…
異国の生活は想像以上に厳しいものだったと。
日本で簡単に出来る事が~外国では
出来ない場合が多すぎるとの事だ。
そして…精神的行き詰まらないようにするのに必死であったと…
正にその通りですねと言った。
三番目の妹夫婦が2年の仏パリ滞在から帰国した時、
婿殿の髪の毛が真っ白に、妹(7才下)は私より白髪混じりになって帰国した。
ふたりを見て…その時はわからなかったケド、今ならわかる!
「よく、頑張ったね(*^_^*)」
「沈まぬ太陽」第二巻P405前後に…
精神的追い詰められた主人公が…
バッファローや豹やライオンの剥製を猟銃で撃つ場面があり、
その部分を読んだ時…私は、本から目を外し、
天井を見ながら肩で深い呼吸をした。
(三)
その日はフツ~にソウル大学に通い、フツ~に授業を受けていた…
ただ1600年代の詩抄(poem)に四苦八苦していた…
2008年9月29日(月)午後12時50分!
私の心の中の何かがプチン~と切れた…。
その日の最終授業の10分前であった
次の瞬間、涙がどどぉ~と流れた、
教室内は少しざわついたが…予定通り授業が終わった。
泣いている私と…それを冷やかにみている別の私がいた。
どうして泣いているのか?は、私自信わかっていた
…が止められなかった。
10日間程…韓国語が話せなくなり~変な日本語を話していた。
ちょうど同じ時期、韓国の国民的女優"崔 眞実"が自殺した。
報道によると…鬱症で更にネットに書かれた中傷を気にしての…云々。
プロ野球選手と離婚したが、ソウルの超高級マンションに
母と引き取ったふたりの幼子と一緒に住み…
女優のお仕事もあり…友人もたくさんいる…
発作的とはいえ、どうして?…と。
でも私には…彼女の声にならない気持ちが痛い程わかった…。
そして更に深みにはまっていった。
この精神的危機を乗り越えられたのは…
ソウルで知りあった友人と、特に11・12月の帰国で
会う約束をして下さった恩師や同級生のお陰であった。
(四)
国内外問わず、精神的弱さや行き詰まりに直面したら どうしたらいいのか~。
孤独感の深みから どのようにして立ち直ったらいいのか~。
《私だって、知りたい!》
日本社会にいると、一生懸命に!!する事をしなければ…
する事をして当たり前…という慣習の中で
生活している場合が多いと思う。
この [ 一生懸命 φ(..;) ] という呪縛を緩める事、
[ 力を抜いて… ] [ 頑張らなくていい… ] が、なかなか難しく…
したい…ケド、出来ない!場合が多い。
…良いイメージがなく、無意識の中で、イケナイ事だという
先入観がある為じゃないだろうか…。
(結)
集団の中にいても…家族の中にいても…独りぼっちでも…
孤独感に押しつぶされそうになったら~
自分を失いそうになったら~何度でもいい、
恥ずかしがらずに、助けを求めようよ… (*^_^*)
相手の肩に自分の額をおいて…少しだけ委ね支えてもらったり、
ただ静かに無言で強く手を握ってもらったり、
深く温かい心で包みこんでもらったり~してもらおうよ…
一瞬の人肌の温もりによって…
気付かなかった力を見つけられたら…活きていける。
最近の芸能界の二つのニュース(墓前での自殺・泥酔による奇行)をきいた時…
どれほどの人々が同じ思いをしているだろうか…と思った。
私自身、哀しくて(。_。)複雑な思いを感じた…。
(追記)
恥ずかしい程、延々話続けるのを聞いて下さったり、
体の痛みを簡単に解決して下さったり、
飲食をご一緒して下さったり…何度も宴席を作って下さったり…
と、改めて皆様に深く感謝申し上げます。