ようこそ! ソウルのパラム~風~ 2024年12月22日(日) 02:17 JST

徒然

沈まぬ太陽

<出合い>
帰阪ごとに必ず行くBarがある…。
2008年師走のある日にいった時、お店の常連の方と
本の話題の中から~山崎豊子著「沈まぬ太陽」
是非読んでごらんと薦められた。
プラス、奥田英朗著「伊良倍一郎シリーズ」と。
お恥ずかしきながら…どちらも初めてきく作品名だった。
東野圭吾作品の傾倒からの脱皮を考えていた矢先の
出合いであった…。(参照:時の人~Ⅰ~《東野 圭吾氏》 )

<購入から完読まで>
2009年如月、書店にいって初めて!
三部五巻からなる大作である事を知った…。
まずは、三巻購入したものの…完読する自信はなかった。
そうそう!伊良倍一郎シリーズも2冊購入し~渡韓した。(^-^)
読みかけの東野作品「時生」「ダイイング アイ」を読み上げて…
[ 沈まぬ太陽 ] 第一巻を手にした…。
そして、予想以上の勢いでページが進んでいった…
時折「伊良倍シリーズ」を挟み読みしながら (;^_^A…
一週間で三巻読み終えた。
あぁ~(><)なぜ全巻買わなかったのかを後悔した。
ソウルで輸入本を買うと、最近のWon安で高く買わねばならない。
でもその時の私は、とにかく早く読みたい一心で苦心して購入した。(注:1)
そして、第五巻のP386を読んだとき…私は思わず声をあげた!
「えっ?ええぇっ~!(☆o☆)」
 

2月28日の昼下がり…全て読み終えた…。
余韻というか~放心状態というか~しばらく目を閉じ
心臓の高鳴りが静まるのを待った…。

<あとがき>
実在の人物を主人公にした小説ではあるが
3年間の綿密な取材、5年を要した執筆期間は…
ドキュメンタリーに匹敵する程の迫力があった、
いやそれ以上かもしれない。
国営から半民営になった航空会社内が舞台で…
非情な会社の対応に屈しない主人公の,会社員生活をベースによって浮き彫りになる人間関係,
リアルな世界情勢、政府対応、官僚社会との癒着など
現在にも置き換えれそうな内容であった。
何より…ひとり異国にあって、孤独感の中で~
いかに自分を失わないようにしなければ…
という主人公の姿に,   自分を重ねて…涙した。
また御巣鷹山の墜落事故の記憶をたぐり寄せる機会も得た。
チケットのからくりも本来知っていた事と一致していて面白かった。
主人公のモデルになった方はすでに故人となっていた。
彼のインタビューの言葉から…
冷静な頭脳と温かい心
別の角度から日本社会を、日本人をみる必要性
仲間がいたから頑張れた

[ 沈まぬ太陽 ]
ドラマ化、映画化は不可能だろうか?
…様々な圧力があって、不可能かもしれない…。
今、他の山崎豊子作品に接したくてたまらない。
(参照:時の人…Ⅴ…【山崎豊子氏】

(注:1) 韓国では文庫本はないと言っても過言ではない。
原則ハード本である。
日本の多様な文庫本を輸入はしているが…
読みたい本が必ずあるとは限らない。
また輸入日によって同じ本でも値段が異なっていた。
今回第四巻が2冊あり¥667が8,340Won(2007・9輸入)
もう1冊は10,020Won(2008・10輸入)。
勿論8,340Wonで購入(^.^)b

*小さな幸運シリーズⅡ*

ご記憶ありますか?
ブログを始めて間もない2008年6月
2万Wonで(当時時価¥2000、現在時価¥1350)
譲ってもらった机と椅子のお・は・な・し ♪(^-^)
(参照:小さな幸運シリーズ )

この度(2/14)…その机を組み立てる事になった◇
  《私は少々の大工の真似事や組立事や力仕事を頼らずし~
オマケに地図が読める…
よく可愛くない~と言われる由縁だ◆( ̄^ ̄)◆》

分解された机はいとも簡~単に組み立てられた(^.^)b
天板をひっくり返し~脚や側板をねじで留め…ひっくり返す…ダケ。
ひっくり返す段になり…余りの重量で…
ひっくり返せない(><)
確かに 天板も側板もパーツ時点で重かった。
脚が天井に向いている机を見て…
さすがの私もGive up!した(。_。;)
背中の中心に湿布を貼れなかった以来の…
敗北感があった。ふぅ~…。

私は組み立てたパーツを全て外した。
…組み立てたのを外さなくても・・というご意見もあると思う。
…助けに来て頂くのに~それなりの内容が必要かな~と思って・・。

そして…譲ってくれた614号の青年に助けを求めた…。
伺った時~キョトンと(゜_゜)していた彼は
私を思い出し快く応じてくれた。

簡単ですよ…と言い…とても手てこずりながら組み立ててくれた。
横で…あっ?うっ!違うっ!と心の叫びを抑えて見守る…
" 可愛いふり " をする可愛くない私がいた…
ひっくり返す時…二人でも重くて大変だった。



お礼に日本から持ってきたおかきの詰め合わせを渡した。
突然、青年は…プリンター要りませんか?と言った。
新機能のモノを買ったんで…使えるんだけど~
処分するモノがあるという。
買う予定をしていたので…踊る気持ちを抑えながら~
有り難く遠慮がちにお礼を言った(^_-)v
更に、電気ストーブもくれた。
《おかき》が《プリンターとストーブ》に 換わった(*^_^*)
先ほどの敗北感はリセットされた…。
  

☆2009・1・14 渡韓☆

◇甲◇
2008・11・25のお江戸入国から12/2の浪花入りで…
時の旅路の間に…努めて多くの方々
(恩師・ソウルで知った友人・小中高大時代の同級生等)に会った。
そうしなければならない理由もあった…。
その中には…残念で悲しい再会もあったが
~運命的だと言い換えられるかもしれない…(後日お話したいと思います)
お互いの都合で会えなかった友人達には…
メールやお年賀で大切なつながりを紡がせていただいた。m(__)m

2006年から何度か渡韓してはいるが…
こんなにも名残惜しい思いの渡韓は初めてだった…(T_T)

▲乙△
午後3時の便に乗る為…1:30の関空リムジンバスに乗った。
もう一本早いバスに乗れば良かったかなぁ~と思った…が
天気も良く平日の昼間で予定より10分早く到着。
2:15に建物に入るやいなや!
私の呼出しアナウンスが流れていた(゜_゜)
今回は日本系J社を利用。
やっぱり…私が最後の手続き者であった(;^_^A
今回特に荷物が多く、37kgだった。
J社は超過が厳しいと聞いていた…
案の定、J:「5kgサービスの…」と言ってきたので、すかさず
ほ:<前は10kgサービスだったのに…>
J:「現在は…なくなりまして…10kg分ご負担願います」
ほ:<そうですかぁ~( ̄^ ̄) >
J:「満席なので…Business席を用意しました」

えっ?本当!Lucky(^.^)b
払います、払います、超過料金!(*^_^*)

▼丙▼
韓国では買えない父のタバコだけを買って~搭乗口へ直行・・・
モノレールを降りたら…???…ん?…
又~私の呼出しのアナウンスが…又々遅れちゃったかしら?!
急いで搭乗口に行ったら~まだ誰も搭乗せず
みんな待機椅子に座り案内を待っているじゃない!
理由を聞くと、私のスーツケースに"不審物"があるので確認したいとの由。
私のスーツケースが寂しくポツンとテーブルの上にあった…。
"不審物"というのが…"発煙殺虫剤"であった。
発火タイプでなく、水による発煙タイプを選んだが~
ダメらしい(>_<)…
Season offで安く喜んで(^ー^)買ったのに…(。_。)。
放棄するサインをして、一番で搭乗した。
この"不審物"次回他社で再トライしてみよう…(^!^)y

そして…マイナス4℃のソウルが私を待っていた。
ブルッ!その翌日積雪した…。

小さな幸運シリーズ

毎日曜の朝…いつもより少し遅く起床して~それでも6:30~

早朝の爽やかな風を求めて出かける。

今日ふと一階エレベーターホールの掲示板に

《余っている机&椅子譲ります…614号室》

とあった。

今年末引越の際買う予定はしているケド…今日譲ってもらって良いものか?

場所的問題がある…とにかく迷って~迷って~

614号室に行ってみた。

結構新しくセットで2万WON(¥2,000)だと聞いて即!確約をとった。

更に机は分離されていて…場所的問題はなくなった。(^^)

そして…引越の際に机の組み立てもしてくれるって♪(^_-)

…さわやかな青年でした♪(^.^)b

1万WON(¥1,000)の椅子

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