ようこそ! ソウルのパラム~風~ 2024年4月18日(木) 16:55 JST

時の人~Ⅲ~《姜 尚中氏》

《姜 尚中(カン サンジュン)氏》
ソウル大学で最終過程になると週一で歴史の時間がある。
そんな2008年秋のある日、彼を知る事となった。
その日は政治とイデオロギーの内容であった。
授業のビデオ教材で…姜尚中氏が突然!出てきた。
12人のクラスメートの中で日本語が判るのは私1人
何かイヤ~な予感がした。
そして、その予感は的中した。
先生「ほほえみさん、姜尚中氏を知ってる?」
ほ「知りませんでした、今日見て初めて知りました」
先生「姜尚中氏の話を要約してごらん」
ほ「w(°0°)w…☆★◎●◇▲▽★☆」
その日、私は姜尚中という名前を完全消去した。(~ヘ~;)

その2ヶ月後、私は同級生が営む美容室にいた…。
そこで A4版のオールカラーの重たい情報誌をみていたら~
彼、姜尚中氏が…東京大学構内の三四郎池畔で立っている姿に遭遇した。
何より驚いたのは、彼は夏目漱石作品を読み込んでおられるという事だ。

「三四郎」の文中にある<ストレイ・シープ>…stray sheep…

私は姜尚中氏を知らなかった2006年に
「三四郎」を日本語教材として使った時、
何故か三四郎池に無性~に行きたくなり、
その年の8月に東京大学の三四郎池畔に行った事がある。
赤門から誰もいない構内に入り安田講堂を左にして…
右に三四郎池があったと記憶している。
暑い日であったが…池畔は木陰が深く、とても涼しかった。

その情報誌から彼のベストセラー「悩む力」も初めて知った。
情報誌の中で、姜尚中氏個人の考えを少し知り
もう少し知りたくなった2008年の暮れだった。



《イッコーさん》

お名前、このような表し方でよいですか?
タレントで…ゲイのお姉さんです…。
私は彼女を全く知らなかった(;^_^A
ある日、同級生のJ子ちゃんから…
J子「TVでイッコーさんが宣伝してる韓国コスメの
        BBクリーム買ってきてぇ~ん!」
ほ「イッコーさんって誰なん?」
J子「知らんの!?そんなん~かまへんから、E社のBBクリーム5個」
ほ「了解(^-^)了解(^.^)b」
コスメE社は2007年ごろ販売店を大幅縮小し…
ソウル特別市内でも5~6箇所しかないと思う。
そのE社販売店に行ったら…イッコーさんの顔写真広告があり…
彼イヤ彼女を知った。
広告効果は大きく、販売店内は、日本人観光客でごった返していた…。
帰阪した時、テレビでイッコーさんをみた。
朝の番組で…イッコーさんの家のキッチンで何かを作っている内容だった。
若い女子アナウンサーが、イッコーさんの手際のよさ等をほめていた。
ホントに無駄のない動き、料理を作りながら片付ける…
要領のよさは、私も脱帽した…。
イッコーさんが、誉めたたえる女子アナに一言、
「本物じゃないから…真剣にしなきゃイ・ケ・ナ・イ・の!」
なぜか~忘れられないフレーズとなり、同時に彼女への見方が変わった。

イッコーさんは2009年3月、韓国観光公社から
…観光親善大使に任命された。

沈まぬ太陽

<出合い>
帰阪ごとに必ず行くBarがある…。
2008年師走のある日にいった時、お店の常連の方と
本の話題の中から~山崎豊子著「沈まぬ太陽」
是非読んでごらんと薦められた。
プラス、奥田英朗著「伊良倍一郎シリーズ」と。
お恥ずかしきながら…どちらも初めてきく作品名だった。
東野圭吾作品の傾倒からの脱皮を考えていた矢先の
出合いであった…。(参照:時の人~Ⅰ~《東野 圭吾氏》 )

<購入から完読まで>
2009年如月、書店にいって初めて!
三部五巻からなる大作である事を知った…。
まずは、三巻購入したものの…完読する自信はなかった。
そうそう!伊良倍一郎シリーズも2冊購入し~渡韓した。(^-^)
読みかけの東野作品「時生」「ダイイング アイ」を読み上げて…
[ 沈まぬ太陽 ] 第一巻を手にした…。
そして、予想以上の勢いでページが進んでいった…
時折「伊良倍シリーズ」を挟み読みしながら (;^_^A…
一週間で三巻読み終えた。
あぁ~(><)なぜ全巻買わなかったのかを後悔した。
ソウルで輸入本を買うと、最近のWon安で高く買わねばならない。
でもその時の私は、とにかく早く読みたい一心で苦心して購入した。(注:1)
そして、第五巻のP386を読んだとき…私は思わず声をあげた!
「えっ?ええぇっ~!(☆o☆)」
 

2月28日の昼下がり…全て読み終えた…。
余韻というか~放心状態というか~しばらく目を閉じ
心臓の高鳴りが静まるのを待った…。

<あとがき>
実在の人物を主人公にした小説ではあるが
3年間の綿密な取材、5年を要した執筆期間は…
ドキュメンタリーに匹敵する程の迫力があった、
いやそれ以上かもしれない。
国営から半民営になった航空会社内が舞台で…
非情な会社の対応に屈しない主人公の,会社員生活をベースによって浮き彫りになる人間関係,
リアルな世界情勢、政府対応、官僚社会との癒着など
現在にも置き換えれそうな内容であった。
何より…ひとり異国にあって、孤独感の中で~
いかに自分を失わないようにしなければ…
という主人公の姿に,   自分を重ねて…涙した。
また御巣鷹山の墜落事故の記憶をたぐり寄せる機会も得た。
チケットのからくりも本来知っていた事と一致していて面白かった。
主人公のモデルになった方はすでに故人となっていた。
彼のインタビューの言葉から…
冷静な頭脳と温かい心
別の角度から日本社会を、日本人をみる必要性
仲間がいたから頑張れた

[ 沈まぬ太陽 ]
ドラマ化、映画化は不可能だろうか?
…様々な圧力があって、不可能かもしれない…。
今、他の山崎豊子作品に接したくてたまらない。
(参照:時の人…Ⅴ…【山崎豊子氏】

(注:1) 韓国では文庫本はないと言っても過言ではない。
原則ハード本である。
日本の多様な文庫本を輸入はしているが…
読みたい本が必ずあるとは限らない。
また輸入日によって同じ本でも値段が異なっていた。
今回第四巻が2冊あり¥667が8,340Won(2007・9輸入)
もう1冊は10,020Won(2008・10輸入)。
勿論8,340Wonで購入(^.^)b

弥生のご挨拶

 

ソウルのパラム ~風~

ほほえみ young-ja の日記

  

「やよい~弥生~」

…なんて柔らかく、優しく、あたたかい響きでしょう…。

たとえ寒さの戻りがあったとしても~

確かな季節の移り変わりを信じ、静かに耐える事ができます…。

…3月8日、ソウル生活が始まった日。

2006年のその日は…ー10℃でみぞれ(霙)が降っていて~

色んな意味で寒かった~…

人生の中で忘れられない日の一つです。(^-^)

そして、そのソウル生活も4年目に入ります。

今年のソウルは、早い桜の便りが届くとの予想です…(*^_^*)

2009年の春、深い感慨をこめて迎えたいと思います。 

。.:*:・'゜。.:*:・'゜。.:*:・'゜。.:*:・'゜。.:*:・'゜

 

映画を見ました?

米国アカデミー賞外国作品賞「おくりびと」…
映画を見ましたか~?(^-^)
ビデオが出るまで待ちますか?(*^_^*)

《♪》
ソウルで私は…映画を月1回以上は見るようにしています。
韓国映画では聞き取りの…洋画は字幕読みの練習の為~
とは表向き…引きこもり防止対策です(^-^)v
一般値段は8,000Won(≒¥550)◇
朝9時台の上映は4,000Won(≒¥275)です(^.^)b
当然!4,000Wonねらいでいきます(o^∇^)v
そして、新作の封切りは木曜日です。

《♪♪》
昨年…確かぁ~10月の第二週の木曜日だったと思う。
「おくりびと」がソウルでも封切りしていた。
試写の下馬評も良かったみたいだし~
日本より安いので必ず行こうと思った。
私はちょうど…試験前だったので~
試験後に観に行こうと決めていた。
試験が終わった日、下調べなく行くので
ソウルで比較的大きな映画館に行った。
①「COEX mall」チケット売場前のホールには
 「おくりびと」のおおきな広告があったにも関わらず…上映終了
②「高速ターミナル劇場」上映終了
③「明洞」の劇場、上映予定なし
封切りして1週間しか経ってないのに…なぜ(?_?)
私は諦めて帰宅した…。

《♪♪♪》
韓国では…観客動員数が見込めないと判断すると~
すぐ打ち切りになるときいていたが
まさか私に降り掛かってくるとは思わなかった。
娯楽の少ない韓国では娯楽性を求められる為
「おくりびと」のような内容が受け入れなれなかったのだろう。
「おくりびと」→韓国タイトル「Good by」
そんな!軽いタイトルに訳すなんて!(~ヘ~;)
翻訳レベルに閉口▽
英訳タイトル「Departures」
西洋の人々にどこまで…日本的文化が伝わっのだろうか。
どちらにしても…アカデミー賞受賞作品として
再びソウルで再上映するだろうか?

私は昨年11月末、上京した際、品川で
「おくりびと」 ¥1,800(≒27,000Won)で観ました。
あっ!「容疑者Xの献身」も観ました。 
みなさんは?(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雨が1日しか降らず、比較的暖かい2月でした。
例年より早く黄砂警報が発令された2月でした。
そして今月の目標としていた~
山崎豊子著「沈まぬ太陽1~5」完読できた2月でした…。
2009年2月28日が暮れていった…。
 

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